意外に日本では知られていないのですが、Yahoo! Inc.の便利なYQLを使うと、WebサイトのスクレイピングやWebサービスをSQL風なシンタックスでクエリすることができます。
YQL
YQLはYahoo! Query Languageの略語になります。YQLを使うとWebを通してデータのクエリやフィルター、結合などを1つのインタフェースから行うことができます。SQL風なシンタックスなので、開発者に馴染みがあり、データを正確に抽出したい場合に適しています。
為替レートを取得する
YQLからYahoo! Financeのyahoo.finance.xchangeテーブルを使います。
以下のURLをHTTP GETするとJSON形式で為替レートを取得することができます。URIエンコードしています。
この例では、USD/JPY、EUR/JPY、JPY/JPYの為替レートを取得しています。それぞれ1ドル、1ユーロ、1円が何円になるかのデータになります。1円は当然ながら1円です。
取得したJSON
{"query":{"count":3,"created":"2015-09-16T14:10:33Z","lang":"ja","results":{"rate":[{"id":"USDJPY","Name":"USD/JPY","Rate":"120.4465","Date":"9/16/2015","Time":"3:10pm","Ask":"120.4490","Bid":"120.4465"},{"id":"EURJPY","Name":"EUR/JPY","Rate":"136.0700","Date":"9/16/2015","Time":"3:10pm","Ask":"136.0800","Bid":"136.0600"},{"id":"JPYJPY","Name":"JPY/JPY","Rate":"1.0000","Date":"9/16/2015","Time":"3:10pm","Ask":"1.0000","Bid":"1.0000"}]}}} |