これまでPL2303HXを搭載したUSB-TTLシリアル変換ケーブルを使っていました。電源供給が5V固定だったので3.3Vのモジュールを接続する場合はロジックレベルコンバータをはさんだり、Arduinoから3.3Vの電源を取ったりと配線が煩雑になってきました。正規品のFT232RLを搭載した3.3/5.0V切り換えスイッチ付きモジュールを安価に購入できたので配線してみます。
ESP8266
ブレッドボード配線図です。常に電源をONにする場合はCH_PDとVCCをはんだ付けしてしまえばブレッドボードも不要になります。
- RXD (ESP8266) -> TXD (FT232RL)
- TXD (ESP8266) -> RXD (FT232RL)
- CH_PD (ESP8266) -> VCC (FT232RL)
- VCC (ESP8266) -> VCC (FT232RL)
- GND (ESP8266) -> GND (FT232RL)
ESP8266へはCoolTermから接続します。Options画面でシリアルポートとボーレートを設定します。ポートのxxxのところはデバイスのシリアル番号です。
- Port: usbserial-xxxxxxxx
- Baudrate: 9600
Raspberry Pi
配線図です。Raspberry Piへの電源供給はFT232RLからでなく別途microUSBから行います。
- GND (Raspberry Pi) -> GND (FT232RL)
- RXD (Raspberry Pi) -> TXD (FT232RL)
- TXD (Raspberry Pi) -> RXD (FT232RL)
Raspberry Piの場合はLinuxのシェルを使うためOSXのターミナルからscreenで接続します。
$ screen /dev/tty.usbserial-xxxxxxxx 115200 |