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BeagleBone Blackのファームウェアを入れ直す - Part2: SDカードのUbuntu14.04.1へPuttyからシリアル接続する

前回、BeagleBone BlackのファームウェアをDebian 7.5に戻しました。この環境でSDカードからUbuntu 14.04.1を起動してみます。USBシリアル変換ケーブルでBBBとWindows7をつなぎ、Puttyからシリアル接続します。BBBのリビジョンA5BのSDカードからUbuntu 14.04.1を起動する場合、USBネットワーク接続がデフォルトで使えませんでした。

Ubuntu 14.04.1のイメージを用意

Cygwin64 Terminalを管理者として起動します。今回はイメージをeMMCにフラッシュせずにSDカードに焼いてから起動します。Embedded Linux Wikiのページにある、bone-ubuntu-14.04.1-console-armhf-2015-01-06-2gb.img.xzをダウンロードします。

$ cd /cygdrive/c/Users/masato/Downloads/
$ wget https://rcn-ee.net/rootfs/2015-01-06/microsd/bone-ubuntu-14.04.1-console-armhf-2015-01-06-2gb.img.xz
$ md5sum bone-ubuntu-14.04.1-console-armhf-2015-01-06-2gb.img,xz
9d602fdcaa350181c90bc90de15fd184 *bone-ubuntu-14.04.1-console-armhf-2015-01-06-2gb.img.xz

イメージをunxzコマンドで解凍して、SDカードに焼きます。

$ unxz bone-ubuntu-14.04.1-console-armhf-2015-01-06-2gb.img.xz
$ dd if=./bone-ubuntu-14.04.1-console-armhf-2015-01-06-2gb.img of=/dev/sdc

USB-シリアル変換ケーブルのピンを刺す

Prolific社製のPL-2303チップセットの採用しているUSB-シリアル変換ケーブルをアマゾンから650円で購入しました。4ピンケーブルのBlack、Green、Whiteの3本をBBBに刺します。

usb-serial-4pin.png

Puttyからシリアル接続

Puttyの設定

USB-シリアル変換ケーブルをWindows7に接続すると自動でドライバがインストールされます。デバイスマネージャーでCOMポートを確認すると7を使っています。

device-manager-com7.png

Puttyの新しいセッションの作成をします。

  • 左カテゴリ > 接続 > シリアル

以下の値を入力して、セッション一覧に名前を付けて保存します。

  • 接続先のシリアルポート: COM7
  • 通信速度(ボー): 115200
  • データ長(ビット): 8
  • ストップビット: 1
  • パリティ: なし
  • フロー制御: なし

putty-serical-port.png

USB-シリアル接続

最初に電源供給用にBeagleBone Blackのmini USBケーブルをUSB急速充電器などに接続して電源を入れます。その後に3ピンを刺したUSB-シリアル接続をWindows7に接続します。

serial-ubuntu-14.04.png

USB-シリアル接続を使い、PuttyからSDカードから起動しているUbuntu 14.04にログインすることができました。