これまでの連載のまとめです。
- Salt on IDCF クラウド - Part6: Dockerインストール
- Salt on IDCF クラウド - Part5: users-formulaを使う
- Salt on IDCF クラウド - Part4: psutilとpsモジュールで監視
- Salt on IDCF クラウド - Part3: PillarとIDCFオブジェクトストレージ用のs3cmd
- Salt on IDCF クラウド - Part2: Salt Formula
- Salt on IDCF クラウド - Part1: インストールとGrain
作成した設定ファイルは、GitHubのsalt-configリポジトリにあります。
salt-configの使い方
最初にIDCFクラウドでUbuntu14.04のインスタンスを3台用意します。作成するときにhostnameを指定できるので、それぞれ以下のhostnameをつけます。
- salt
- minion1
- minion2
master
masterにログインして、git cloneします。
$ apt-get update && apt-get install -y git |
Pillarの編集をします。IDCFオブジェクトストレージのaccess_keyとsecret_keyを指定します。
$ cd /srv/salt/config/pillar |
users/init.slsのユーザー名、パスワード、公開鍵を環境にあわせて編集します。
$ cd /srv/salt/config/pillar/users |
/etc/salt/master.d/master.confをコピーします。
$ mkdir -p /etc/salt/master.d |
masterのノードの/etc/salt/minion.d/grains.confを作成します。
$ mkdir -p /etc/salt/minion.d |
bootstrapを使い、masterとminioをインストールします。
$ curl -L http://bootstrap.saltstack.com | sh -s -- -M |
minion
minion1とminion2にログインしてそれぞれ以下の設定をします。/etc/salt/minion.d/grains.confを編集してroles:devを指定します。
$ mkdir -p /etc/salt/minion.d |
salt-key
masterでminionの公開鍵を承認します。
$ salt-key -A |
highstate
最後にhighstateを実行します。
$ salt '*' state.highstate |