Update 2014-09-13
: OpenShift Origin v3 on Kubernetes - Part2: Ubuntuにインストール
CloudFoundryに押され気味だったのですが、DockerやKubernetesへの対応が速いOpenShiftが最近おもしろそうです。
Red Hatが持つ知識と経験のおかげで、Kubernetesは企業向けとして実用可能になったとか。
Kubernetesとの統合を試すためにOpenShiftのドキュメントを読み始めたのですが、バージョンの違いがよくわかりません。OpenShift Orign
は現在3と4があります。
OpenShift Origin v3と OpenShift Origin V4
08-14に公開されたoriginのリポジトリはOpenShift v3
用です。
一方のOpenShift V4
は、07-20にAnnouncing the Release of OpenShift Origin V4リリースされています。
リポジトリは以前からあるorigin-serverです。
OpenShift v3
がDockerとKubernetesを基盤にしたthird generation
のv3
なので、V4
の前のV3
と明確な違いがある気がするのですが。
さらに、oo-install User’s Guideを読むと次のように書いてあります。
OpenShift Origin version 4 is supported on Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 6.4 or higher and CentOS 6.4 or higher, 64 bit architecture only. This version is not supported on Fedora, RHEL 7.x or CentOS 7.x.
V4
はRHEL7.xでは動作しないようです。6.4 or higher
ですが、7.x
はサポートされないです。RHEL7からDockerが採用されたのでV4が動作しないのか、ドキュメントが適当な気がします。
Kubernetesと統合する場合はOpenShift Origin v3を使う
今回の目的はKubernetesと統合して使うことなので、OpenShift Origin v3
を使います。
従って、以下のワンライナーでインストールしません。
sh <(curl -s https://install.openshift.com/) |
KubernetesのpluginとしてのOpenShift
Kubernetesのプラグインとして、OpenShift Origin v3
はGoで書かれています。
これだけではOpenShift Origin v3
がどんな役割を果たすのかよくわかりません。Docker Hub
からイメージをpullするだけなら、普通のKubernetesと変わらないです。
OpenShift 3.x System Designを読むと、ユーザーがgit push
するとイメージをビルドしてDocker Registry
にpushしてくれるところが、OpenShiftの提供するapplication centric
な役割のようです。
従って、Deisなど他のPaaS
と同様な位置づけになります。Deisはfleetでスケジュールして、OpenShiftの場合はPodでスケジュールするところが違います。粒度の細かいコンテナのスケジュール管理にはPodが向いていますが、Heroku的なgit push
によるデプロイの概念とPodのグループをどうつながるのか気になります。
まとめ
一応今日の理解をまとめます。ちゃんと理解できたら書き直します。
OpenShift Origin v3
: DockerとKubernetesベース: originOpenShift Origin V4
: 従来のGearベース: origin-server