PackerでOVA作成シリーズです。
Part8でVirtualBox 4.3.12
に構築したNested VMware Player
には残念ながら64bitのOVAが作成できませんでした。
"guest_os_type": "ubuntu-64" |
と指定すると、VMware Player
が起動しませんでした。VBoxManageとLVMの復習にはなりましたが。
"guest_os_type": "linux" |
と指定すると、
"This kernel requires an x86-64 CPU ,but only detected an i686 CPU.Unable to boot - please use a kernel appropriate for your CPU." |
と表示され、VMware Player
は起動しますが、Preseedが実行されずインストールが中断してしまいます。
"guest_os_type": "linux" |
と指定して、32bitのubuntu-14.04-server-i386.isoを利用した場合に、ようやくPackerがOVAを作ってくれました。
疑問になったのでNested Virtualization
を調べていくと、
Mac で仮想マシンの入れ子 (Nested Virtualization) をするにテスト結果がありました。
Intel-VT/EPTを有効にしても、VirtualBox4では64bitのゲストOSが作成できなかったようです。VMware Player 6
については書いてなかったので実験してみます。
Windows7にVMware Playerをインストール
最初に作業マシンのWindows7にVMware Player 6.0.2
を肯定的にインストールします。
Ubuntu 14.04 Desktop amd64の仮想マシンの作成
Windows7のVMware Player
を起動して、仮想マシンを作成します。
Ubuntu 14.04 Desktop amd64のISOを指定すると、簡易インストールできるようです。
簡易インストールでは、ウィザードでLinuxのユーザー名やパスワードを入力すると、インストールプロセスを自動的に行ってくれます。
これは便利です。とりあえず、以下のように指定しました。
- フルネーム: packer
- ユーザー名: packer
- パスワード: packer
- 仮想マシン名: ubuntu-14.04-desktop-amd64
- ディスク最大サイズ: 30GB
「ハードウェアをカスタマイズ」ボタンを押して、VT-xを有効にします。
- メモリ: 2048GB
- プロセッサコアの数: 2
- 優先モード: Interl VT-x/EPT または AMD-V/RVI
Interl VT-x/EPT または AMD-V/RVIを仮想化
: チェック- CPU パフォーマンス カウンタを仮想化: チェック
インストール終了後、Nested VT-x
が有効か確認します。vmx
が表示されるので成功しているようです。
$ grep vmx /proc/cpuinfo |
Ubuntu 14.04 Desktop amd64にVMware Playerをインストール
Ubuntu 14.04 Desktop amd64
にログインします。
Firefoxを起動してVMware Player for Linux 64-bit
をダウンロード && インストールします。
$ cd ~/Downloads |
ゲストOSへVMware tools
も一緒にインストールします。
だんだんわかりにくくなってきましたが、以下のような階層を作ろうとしています。
3. Ubuntu 14.04 Server amd64 |
Nested VT-xのテスト
Ubuntu 14.04 Desktop amd64
にインストールしたVMware Player 6.0.2 for Linux 64-bit
に、
今度はUbuntu 14.04 Server amd64をインストールします。名前以外はデフォルトです。
- フルネーム: packer
- ユーザー名: packer
- パスワード: packer
- 仮想マシン名: ubuntu-14.04-server-amd64
- 「ハードウェアをカスタマイズ」は今回は行いません。
ゲストOSのVMware tools
は同様にインストールします。VirtualBox 4.3.12
の時と違いインストーラーが途中で止まりません。インストール終了後に64bitOSを確認します。
$ uname -a |
まとめ
Nested VT-x
ができたような気がします。次回は、Ubuntu 14.04 Desktop amd64
にPacker開発環境をインストールして、ローカルのVMware Player 6.0.2
を使い、OVAを作成してみます。
これが成功したらOSX用にVMware Fusion 6.0
を購入しようかと思います。VMware Fusion 1.0
を購入したのは、もう7年前ですか。。