前回は、64bitのゲストOSにVagrantとLXCをインストールしました。
今回もIDCFクラウドを使って、32bitのゲストOSに、VirtualBoxをインストールしてみます。
IDCFクラウドでは、32bitのUbuntuテンプレートが提供されていないため、ISOをアップロードしてからインスタンスを作成します。
ubuntu-PC (Intel x86) server install CDの、URLを指定します。
VirtualBoxのインストール
VirtualBoxと、DKMSでビルドするカーネルモジュールのソースをインストールします。
$ sudo apt-get update |
VirtualBoxのバージョン確認。
$ VBoxManage --version |
Vagrantのインストール
32bit版のVagrantをインストールします。
$ wget https://dl.bintray.com/mitchellh/vagrant/vagrant_1.6.1_i686.deb |
VirtualBoxのカーネルモジュールをビルドします。
$ sudo apt-get install linux-headers-$(uname -r) |
boxを追加します。
$ vagrant box add precise32 http://files.vagrantup.com/precise32.box |
Vagrantfile
Vagrantfileを作成します。
$ mkdir ~/test_project |
precise32をBoxに指定します。
#config.vm.box = "base" |
VMの起動
VMを起動して、SSHで接続します。
$ vagrant up |
VMの停止とBoxの削除
VMを停止して削除後に、Boxも削除します。
$ vagrant halt |
まとめ
32bitのVirtualBoxは起動に時間がかかるため、SSHの接続待ちがタイムアウトし、何回かリトライが必要でした。
VPS上にVagrantの開発環境が構築できました。Dockerのパッケージは64bit版しか提供されていないので、32bit版はビルドする必要があります。
Docker on i386に手順があったので、Goの勉強のためコードを読んでみるやも。