HP Chromebook 11
をオフラインでも使えるように、croutonを使いUbuntu Trusty
をインストールします。デスクトップ環境には軽量なXfceをインスト-ルして、日本語環境を構築します。
Chromebookをデベロッパーモードで起動する
Chromebookを「ESC」+「Refresh」+「Power button」
を押してリカバリモードで起動します。
リカバリーモードにはいり、「Ctrl」+「D」+「Enter」を押し、そのままの状態でしばらく待つと、ビープ音が鳴り、デベロッパーモードに入る準備が始まります。
再起動が繰り返されるので、10分くらい待ちます。
初期設定とGoogleアカウントを入力します。
- 言語の選択: 日本語
- キーボードの選択: 英語(米国)のキーボード
Ubuntuのインストール
「Ctrl」+「Alt」+「T」でターミナル起動して、shellを実行します。
crosh > shell |
croutonをダウンロードしてUbuntu trusty (14.04)
をインストール。
$ wget http://goo.gl/fd3zc -O ~/Downloads/crouton |
Xfceが起動したら、ターミナルを開きバージョンを確認します。
$ cat /etc/lsb-release |
ChromeOSとUbuntuを切り替える
以下のキーでChromeOSとUbuntuを切り替えることができます。
「Ctrl」+「Shift」+「Alt」+「Back(F1)」
「Ctrl」+「Shift」+「Alt」+「Forward(F2)」
ユーザー管理
adminグループを作成して、作業ユーザーを管理者グループにします。
$ sudo groupadd admin |
Chromiumブラウザ
Linux-ARMにはChromeパッケージがないため、Chromiumブラウザをインストールします。
$ sudo apt-get update |
Ubuntuの日本語環境
日本語環境の構築が終わったら、「Ctrl」+「Shift」+「Alt」+「Back(F1)」
で、ChromeOSに戻ります。「Ctrl」+「C」
でcroutonを停止し、Xfceを再起動します。
$ sudo apt-get update |
Takaoフォトをインストール。
$ sudo apt-get install fonts-takao |
フォントの設定。
設定 > 外観 > フォント > TakaoPゴシック > 12 > アンチエイリアス |
ibusとmozcをインストール。
$ sudo apt-get update |
vim
vim.basic インストール。
$ sudo apt-get install vim |
.vimrcの設定をします。
$ mkdir ~/tmp |
~/.vimrc
set backupdir=~/tmp |
まとめ
Chromebookはオンラインで使うことが前提のため、オフラインになるとほとんど使い物になりません。BeagleBone Black
などと同様のLinux-ARMのハードウェアとして、UbuntuやDebianがインストールできます。
ChromeOSはモダンで美しいOSなので、Xfceは物足りなく感じますが、ローカルでEmacsが使えるのはやはり便利です。