IDCフロンティアのオブジェクトストレージはS3互換が高いので、s3cmdが使えます。
OSXやUbuntuの場合はs3cmdを簡単に使えますが、たまにWindowsからもファイルをputしたいときがあります。
WindowsでもGUIの他に簡単にs3cmdが使えると便利なので、Cygwinにapt-cygでビルド環境を構築して、
s3cmdをインストールしてみます。
Cygwinのインストール
Cygwinのサイトからsetup-x86_64.exeをダウンロードして実行します。
apt-cygのインスト-ル
Cygwinのパッケージインストールは、setup-x86_64.exeを使うのですが、Cygwinでもapt-getみたいに、apt-cygを使います。
apt-cygのインストールに必要なパッケージは、setup-x86_64.exeからインストールします。
- Devel/git-svn
- Base/gawk
- Utils/bzip2
- Utils/tar
- Web/wget
apt-cygをインストールします。
$ svn --force export http://apt-cyg.googlecode.com/svn/trunk/ /bin/ |
日本のリポジトリの指定
$ apt-cyg -m http://ftp.iij.ad.jp/pub/cygwin/ update |
s3cmdのインストール
s3cmdのインストールに必要な依存パッケージをインストールします。
$ apt-cyg update |
s3cmdをgit clone
して、setup.pyします。
$ git clone https://github.com/s3tools/s3cmd.git |
s3cmdの使い方
以前インストールした方法と同じです。
$ s3cmd --configure |
保存された.s3cfを修正します。
access_key = {確認したAccess Key} |
バージョンを確認します。
$ s3cmd --version |
まとめ
Cygwinを使うとUNIXコマンドを実行できますが、
今はOSXが安価に使える時代なので、積極的にWindows + Cygwin
を選択する理由はほとんどないと思います。なんだかんだでWindows上で開発するのは面倒です。